日常茶飯事とCDコレクション
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1973-74頃のセシル・テイラー

 昨年11月に突然Cecil Taylorが聞きたくなって、衝動的に5枚ほど購入してしまった。

 大学時代には、アメリカン・フリー・ジャズのうちでも、アルバート・アイラーと並んでよく聴いていたのだが、アイラーのCDコレクションは比較的早くから始めていたものの、テイラーは社会人になってからは、ほとんど聴いていなかった。社会人になってテイラーのCDを買ったのは、今回が初めてという訳。何で再コレクションをしなかったのか、と問われても明確な答えはない(と思う・・・たぶん)。

 大学に入学した70年代の後半、世の中はフュージョンの時代で、軟派なジャズ喫茶ではWeather Report の Heavy Weather ばかり掛かっていたし、普通の喫茶店では、サザンオールスターズの愛しのエリーと Eagles の Hotel California が20~30分に1回は掛かっていた。音楽全体が分かりやすく、ノリの良いものにどんどん進んで行ったように思う。
 元来の複雑怪奇好き、変わったもの好きの自分にとっては、そんな流れの逆を行きたくて(10代のガキの自己意識肥大?・・・今から考えればまるでそんなところ)、いろいろ自分でも調べたものだ。その頃は、もちろんインターネットもないし、そういった情報はもともとが少ないものだから苦労したことを覚えている。
 入学直後に知り合った奴(あまり友人という言葉は使いたくない類のひと)が、たくさんのジャズレコードを持っているのを知って、コルトレーンやドルフィーやアイラーを聴きに自宅まで押しかけたことがある。いろいろ聴かせて貰って、特に気に入ったのがアイラーとドルフィーだった。この時が、フリーとの初遭遇といったところか。しかし、この時はテイラーは聞いていない。知り合い曰く「ギターやピアノみたいな和音楽器はダメや、やっぱサックスやトランペットやないと」とのたまわっていたのを思い出す。

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 テイラーを聴いたのは、その直後だったと思う。相当にショックを受けたのだろう、翌日には大手輸入レコード屋に買いに走った。その時、購入したのが Silent Tongue。その年に一番ターンテーブルに乗ったのがこの一枚。
 あの頃は、ブラックパワーのなにそれ、みたいなのを感じて聴いていたが、今回聴き直してみるとその構築性のほうが耳に残る。案外、当時も現代音楽に近い感じのほうが好きだったのかも知れないとも思う(バルトークやストラヴィンスキーは当時も聴いていたので)。そういえば、このアルバムの次に良く聴いたアイラーは Great Paris Concert、現代音楽の影響がもっとも大きなアルバム(当時は、Unit Structures と Conquistador の入手が難しかったので、この名盤2枚はずっと後で聴くこととなる)。この前見せて頂いた信田照幸さんの素晴らしいテイラー・ディスコグラフィーにも同主旨の記載があり、自分の感覚は間違っていなかったと非常に満足したものだ。

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 同時期の2枚も今回購入したので、簡単な感想を。Akisakila は、日本でのライヴ。これも学生時代に良く聴いた。最初の「アンドリュー・シリル、ドラムス。アルトサックス、ジミー・ライオンズ。セシル・テイラー、オン、ピアノ。セシル・テイラーズ、ユウニットー!(聞こえるように表記しております)」というアナウンスからメロディーに入るところは本当に良く覚えていていて、30年ぶりに聴くとは思えないほど。テンションがまったく落ちない演奏で、当時はどこか1面を聴けば十分だった(LP2枚組)。

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Indent は、今回初めて聴くことになる(当時2~3回はジャズ喫茶で聴いたことがあるかも知れないが)。点描的な序盤から、音が洪水になっていく様が絵に描いたような分かりやすさで、本当に気分が良い。Silent Tangue でもこの作品でも、テイラーを聴こうと思うならここら辺が一番いいのではと思う。

 この時期には、Solo という作品もあるが、Amazon のマーケットプレースでも法外な値段がついているので今回は見送った。何年かおきに再販される作品なので、ちょっと待つことにしようと思っている(ちなみに、中古盤に出すのは1枚当り2,000円までとしている・・・ちょっとケチな感じもするが)。

 フリーは、難しいとか聴き辛いとか言われるが、2~3回我慢して聴いてしまえばこっちのもの、新しい音世界に出会えますよ。
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by ay0626 | 2012-01-03 17:01 | jazz