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日常茶飯事とCDコレクション
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おふざけとインプロと技巧 サムラ・ママス・マンナ (2)

 ゴールデン・ウィークも前半終了、明日から3日間また会社、といっても予定が詰まっている訳ではないのでのんびりしたもの。昨日今日とすることがなかったので(ついでに昨日はブログ書くのもサボってしまって)パチンコなんぞやり捲くって運が低迷していることを嫌になるほど認識した、トホホ。

 あんまり、パチンコばかりなのもどうかと思って、久しぶりに土曜日にアマゾンで本とDSゲームを注文、今日パチンコから帰ると荷物は既に到着していた。ゲームは『逆転検事』、本は深木章子さんの『鬼畜の家』。
 『逆転検事』は『逆転裁判』シリーズのスピン・オフ、というか『逆転裁判4』が不評だったため、『逆転裁判』だったか『逆転裁判2』だったかで人気を博した検事「御剣怜侍」を主人公に仕立てた作品。『逆転裁判』は2001年の作品。確か『3』が出て非常に評判が良くて遊んでみようという気になったと記憶しているので多分2004年頃のことではないかと思う。今の3DSの2世代前のハード GBA は、その前の世代の GB に比べ格段に性能が良くなっており、例えばポケモンの『ルビー・サファイア』の後の『エメラルド』という作品なんぞ、よく遊び300時間くらいはやっていたと思う、いいオッサンが馬鹿なことを、と鼻で笑われそうだが、あの作品は遣り込み要素が詰まっていて子供だけにやらせておくには勿体無い、などと思っていたものだ。『逆転裁判』に話を戻すと、これが評判に違わず面白い、ミステリ好きには特に堪らない、トリックなど子供騙しかとも思うが、それでもゲームとして様々な要素が詰め込まれ小説を読むよりは余程考えるためか(小説だと適当に読み飛ばしてしまうこともあるが、ゲームだと一応クリアして行かないと次に進めないのだ)、「クリアした!」という充実感は小説以上のところもあったりした。シナリオの質が落ちた『4』をやって、ちょっと落胆しそこから次の作品には手が出なくなった、そういう意味では小説よりも厳しい世界かも、やはりゲームは価格が高いのでちょっと質が落ちると打撃は大きいようだ。『4』も裁判員制度を見越した要素もあり、見るべきところはあったようにも思うのだが。
 今回『逆転検事』をやってみようという気になったのは、7月に『逆転裁判5』が出るということを知ったため。『4』が2007年の作品だったので、実に6年振りということになる。前作の評判が今ひとつで多分開発陣も気合いが入るであろうことは目に見える、多分よい作品になるだろう。ポケモンの新作をやる前に3DSで何かゲームをしておこうか、ということで『5』を購入することにして、それならと『逆転検事』もやっておきましょうということになった、価格も安く1,700円程度で買える、それじゃあゴールデン・ウィークの暇潰しにということにしたのである。プロローグに当る第1話は先ほど終了したが、それほどの出来ではなかった、クリア報告はまた後ほど。
 本もまた読了後ご報告ということで。

 久しぶりに Zamla Mammas Manna。読み方まで違うのかどうかは判らないけど、グループ名の冒頭の文字が S から Z に変わっている。心境の変化?だとしたらふざけた心境の変化だったりして。

おふざけとインプロと技巧 サムラ・ママス・マンナ (2)_a0248963_18593787.jpgおふざけとインプロと技巧 サムラ・ママス・マンナ (2)_a0248963_18595317.jpg Schlagerns mystik / För äldre nybegynnare (ポピュラー音楽の謎 / 歳を取った初心者のために )、1978年。ギターが前作までの Coste Apetrea から Eino Haapala に交替、多分技術的には Apetrea の方が上手いような気がする。
 2枚組アルバムだが、全く傾向の異なる音楽の組み合わせ、何を考えているのだろうコイツら、と思ってしまうような作品、決して貶めている訳ではありません、念のため。旧 LP でいうと A面が子供の声に似せた(変態的)ヴォーカルにアコーディオンやオルガンなどアコースティク楽器で伴奏した小品が並ぶ(8曲!)、B面は17分に及ぶテクニックをこれでもかというまでに見せ付けるジャズ・ロック大曲(これだけの転調とリズム変化、凄まじいというしかありません)、C・D面はインプロ大会、やりたい放題にやってます状態、やや聴くのには疲れる。彼らのやりたい音楽を端的に示して見ました、ともいえる総決算アルバム、特にA面などは例えば Hedningarna や Garmarna などを聴いた後で改めてじっくり聴くと北欧の民族音楽の影響がモロに出ているのが判る。

おふざけとインプロと技巧 サムラ・ママス・マンナ (2)_a0248963_190885.jpg Familjesprickor (家庭のひび割れ)、1980年。ドラムの Hans Bruniusson が抜け(1曲のみ参加)、Vilgot Hansson が後任として加わる。
 内容は、非常に硬派なジャズロック、複雑なリズムや転調を易々とやってのける、彼らの技巧が端的に見えるアルバム、しかし軽さというかユーモアも忘れていないところが Zamla の Zamla たる所以か(特に最初の Five Single Combat など端的、メロディーの軽さとコーラスに目を奪われるが、技巧面の素晴らしさも同時に判ろうというものだ)。80年代になると様々な RIO 関連のバンドが活動を止めたり、作品を発表しなくなっていったりしたが、彼らもこのアルバムを最後に (Von Zamla 名義の作品は数枚残すが)長い休眠期に入る。
 ジャケットの中にこんな言葉が書いてある、「この Zamla のレコードは、変遷期に作られたものだ。勿論こうした(いつものことだが楽観的でも幸せでもない)環境が音楽に影響している。しかし、受け継ぐということの意味は何時だってそんなものだ、貧しかろうが富もうが、両方から影響を受けているのだ。『年老いたばか者は、若いばか者よりもっと馬鹿だ。』ロシュフコーの箴言集」。当時の状況が判るような文章。

 明日からちょっと社会復帰。来月早々には海外出張が控え、やや憂鬱。出張も間近になると憂鬱になってきますね、1か月前はちょっと楽しみだったのだが。
 
by ay0626 | 2013-04-29 18:27 | rock