日常茶飯事とCDコレクション
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変容するフリー アルバート・アイラー (5)

 先週は、人が来て何かバタバタしていて書く気にならなかった。それをいいことにドラクエをやり捲くり、遂にラスボスを倒す、激闘87時間!いい歳こいたオヤジのすることではありませんな。

 明日は参議院選挙の投票日、なかなか入れる政党・候補を選ぶのが難しいが、折角この時代を生きているんだから、行って一票を投じてこよう、朝早く、爺さん、婆さんに混じって。

 宮崎駿氏の新作が公開されるとかで、NHKの9時のニュースまでインタビューを流していた。宮崎作品は、娘と行った『千と千尋の神隠し』くらいで、猫バスの出てくる何とかとか、カウンター・テナーが主題歌を歌う『もののけ姫』などはテレビで半睡状態で眺めたくらい。そういえば、もう1作映画館で見た覚えがあるが、題名も内容も思い出せない。思うに、宮崎作品は雰囲気だけで成り立っていて、そういう作品は何とでも解釈できる。頭の良い人が変に深読みして、作者も思っていないような「深遠なる思想」をそこから読み取ってしまうのだろう。一時はやった「世界系」といわれる漫画などもその類、エバンゲリオンは典型。たしかに『千と千尋』の画面は綺麗だし、その場面場面の構図は息を呑むほどのところも多々あったが、あのシナリオは何が言いたかったのか、冷静に見てみれば、案外場当たり的に決めていった感じがする。
 エンターテインメントにあまり理屈を捏ねても仕方がない。しかし、恩田陸さんの『三月は深き紅の淵を』を普通のミステリと思って読み始めて、なんじゃこりゃ!と思ったことがあった。合わぬ世界はあるもんだ、好き嫌いの世界だから仕方がないが、その最右翼が、宮崎駿と恩田陸ということなのだろう。
 宮崎氏には新作の宣伝のためか、戦争や従軍慰安婦に関する発言も話題となっていて、これも本人の雰囲気には合っている、あんな作品を作って好戦的な発言をしたら場違いだろう。まあ、彼が何を言ってくれても構わないのだが、考えの無い人たち(だからこそ宮崎作品を賞賛する)が彼の発言をマトモに受け止めて、あたかも自分の意見のように言い出す危険性はある。世の中、風潮に乗ることだけで生きている人たちの何と多いことか、それで困らないのだから仕方ないか。

 ということで、Albert Ayler の5回目。67~68年の Impulse に残されたアルバム2枚。相当に変わっていく音楽の姿、世評は高くないが Impulse の諸作はどれも好き。

a0248963_1521187.jpg In Greenwich Village が Impulse 移籍第1弾となるが、続いての作品がスタジオ録音の Love Cry、1967年8月と1968年の2月録音。初出時の8曲に後に3曲が追加された。
 録音メンバーは、Albert Ayler (ts, as(1, 10), vo(1, 9, 11))、Donald Ayler (tp(1-3, 5, 7, 9, 11))、Alan Silva (b)、Milford Graves (ds)、Call Cobbs (harpsichord(3, 4, 6, 8, 10))。歌い出す Ayler、神様だーい好き、と真面目だかふざけてだか判らぬが、ヘロヘロ歌い出している。神様登場のためのハープシコード、Cobbs じいさんもヘロヘロ弾く。ジャケット写真はアルトを吹く Ayler の写真、変容していく姿を象徴するような写真だ。67年7月に John Coltrane が亡くなり、その葬儀に Ayler は演奏を捧げている(Holy Ghost: Rare & Unissued Recordings にその演奏が収録されている)、その雰囲気は本作にも受け継がれているが、キリスト教とは無縁の自分にとっては、どう聴いても「神様を信じて」あんな演奏が出来るとは思えない訳。Anton Webern が「自分は無調音楽をナチスに判らせることが出来る」といったり「子供がコンパスと定規を使って作曲する日が来るのも、決して遠いことではない」といったりしたのと同じ意味で「フリーでも賛美歌になり得る」と Ayler が思っていたとしても、それはないことではない、と思えてしまうのである。
 旧LPのA面には、2分から3分の短い曲が6曲も並び、テーマを吹くと直ぐ終了してしまうような曲が多く、肩透かしの感は否めないが、ある意味ポップ志向になっていったのだろう、多分ファンクの影響も隠し得ないところだ。

a0248963_15214155.jpg 次が、問題作というか超ポップになってボーカルが全面に入った New Grass、1968年9月録音。メンバーは、Albert Ayler (ts, vo, whistling)、Garnett Brown (tb)、Call Cobbs (el-harpsichord, harp, organ, p)、Burt Collins (tp)、Bill Folwell (b, el-b)、Buddy Lucas (b, bs)、Rose Marie McCoy (vo)、Joe Newman (tp)、Seldon Powell (fl, ts)、Bernard "Pretty" Purdie (ds)、Soul Singers (vo)。最初に聴いたときは「へっ!これが Ayler ?」と驚いたものだ。どう聴いてもフリー・ジャズじゃない、ソウルとファンクにニュー・ロックの要素をゴタ混ぜにしたようなノリの良い音楽、Ayler のソロだけが辛うじて Ayler のアルバムであることを認識させる。間章がこのアルバムを難しい言葉で評価していたような気がするが、やっぱりここまで来ると「ちょっと間違っちゃったかなぁ」と思う。それでも、1年か2年に1回は聴いている、全く嫌いではないということか、Music Is the Healing Force of the Univers や Last Album の方がずっと好きだが。ここでも Ayler はメッセージを発している、英語で幸い、意味の判る言語で話されたら、きっと聴くのが嫌になったかも。

 全く音楽を聴かなくなった。音楽を聴くときはかなり熱心に聴いて、本やゲームを殆どしない。本を読み始めると、今度は音楽もゲームもしなくなったり、ゲームを始めればゲームばかりで・・・・。そのうち、音楽の紹介を中断、ということもありそうで。ご勘弁を。
 10月になれば悪魔のゲーム『ポケモン』の新作が出て、サル以下の存在になりそうな気が。それまではせいぜいサボらずにブログでも書きましょう。
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by ay0626 | 2013-07-20 14:20 | jazz