日常茶飯事とCDコレクション
by ay0626
プロフィールを見る
画像一覧
検索
カテゴリ
無駄話
jazz
rock
folk
new age
radical-trad
trad
free improvisation
latin
現代音楽
音楽-その他
dark-wave
以前の記事
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
最新の記事
大坪砂男の粋 + ハット・フ..
at 2013-08-11 15:46
ブログの内容 ちょっと変更 ..
at 2013-08-04 15:59
大人のロック、洗練された音、..
at 2013-07-27 14:49
変容するフリー アルバート・..
at 2013-07-20 14:20
ベースの可能性・無伴奏の魅力..
at 2013-07-07 21:31
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
音楽
オヤジ
画像一覧

エスパーズ、変なフォーク

 最近購入したCDから。この頃は衝動買いが多くて・・・。それなりに良く聴いているから、まあいいか。

 アメリカはフィラデルフィアのサイケ・フォーク・バンド、Espers。サイケやらフォークやら何かと胡散臭い形容詞が並んで、前にも書いた通りフォークと言う言葉には、若干の憎しみを感じるものだから、なかなか手が出し難かった。
 何故このバンドのことを知ったのかといえば、Sleepytime Gorilla Museum の関連で、Faun Fables を聴き始めたとき、ウィキペディアで New Weird America の記事を読んだことがひとつ。Faun Fables のひとつ上に Espers の名前が挙がっていて、そんな傾向かと思った。Weird という言葉も魅力的(?)で、この言葉で反射的に思い出してしまうのが、かの怪奇作家の Lovecraft。例えば、インスマスの風景の一部でも感じられれば、ダニッチの出来事の一部でも実感できれば・・・とおおきに勘違いさせてくれた。
 もうひとつが「これを聴いて死ね~ブリティッシュ・フォーク・ナウ~」さんの「2008/2/06 私をエスパーズに連れてって!」の気合いの入りまくったレヴューによる。まったくこの記事のアジテーター振りは見事なもので、誰もが「聞かなければ!」という感じになってしまう(それに釣られてコロリと聴いてしまう自分もどうかと・・・いやいや新しい変な音楽、それもかなり気に入っているので、お礼を申し上げます)。

a0248963_21433929.jpg
 草色の、しかしサイケといえばサイケとしか言いようのないジャケットで最初のアルバムが出たのが2004年。この頃は、まだ男1人、女2人の3人組でそこにフルートやらチェロやらのゲストが加わる。打楽器奏者がいないので、ふわふわした浮揚感が漂う。そこにMeg Baird の細い声が加わるとこわれもののような儚さまで感じてしまう。打楽器のないことが folk である証のようなサウンド。

a0248963_2145469.jpg
 2枚目は、打って変わって蛍光色の朱色に黄色を配した、いかにも「明るい太陽の下で」みたいな感じの The Weed Tree。このときから6人組となっている。インストルメンテーションの記載もなく、各人の苗字が羅列してあるだけのそっけなさ。
 内容的には、トラッドとカヴァーが7曲中6曲、最後の Dead King のみオリジナル。なんで Nico、Blue Oyster Cult と思ってしまうが、統一感が損なわれることはなく、収まりは良い。ジャケット同様、全体的に明るい感じだが、ディストーションの掛かったギターや変なアナログ・シンセサイザーの這い回るような音が入っているのは前作同様。今回からドラマーも参加してはいるが、控え目な印象で folk という感じはまだまだ保っている。
 このアルバムはEPの扱いなのか、次のアルバムに「2」という番号が振られている。1枚目も40分そこそこだったのだし、37分のこのアルバムに何故番号を振らなかったのだろう、カヴァー・アルバムだからか、理解に苦しむ。唯一このアルバムのみ、廃盤扱いで手に入り難い(かくいう自分も amazon.co.ukのマーケットプレイスで手に入れた)。

a0248963_2146112.jpg
 2006年に「Ⅱ」発表。同じく6人体制。無意味なインストルメンテーションの記載が長ったらしいが、他の記載は、今まで同様歌詞もなく、そっけない。
 作風に大きな変化はないが、ややドラムが大きく録音されているのか、ロック色が強くなった感じがする。前作でも演奏された Dead King が再演され、1曲めの Dead Queen と対を成す。

a0248963_21471163.jpg
 2009年「Ⅲ」。もうフォークというよりフォーク-ロックという感じで、ロック色を増している。ベース奏者が脱落して、5人組。1曲が短くなったせいか、前作までに感じられた段々盛り上がっていく感じ(だんだんというよりも「うねうね」とか「ねちねち」とかの言葉のほうがフィットしてる感じがするが)が少なくなっているような気がする。ちょっと期待外れ、といったところ。

 最後に、このバンドの特筆すべきところは、ジャケット・デザインの素晴らしさ。LPで作品を出したいと思うのも当然といったところ。Brooke Sietinson の才能に脱帽、特にⅢのジャケットの素晴らしさは、これぞサイケデリックといった感じで魅了されること請け合いである。

 ここらへんの音楽は初めて手を出すところで、知識も足りないため、紹介が表面的になってしまった。どなたか、ここら辺の動向が分かるサイトを教えて下さい。

 
[PR]
# by ay0626 | 2012-01-05 21:58 | folk

ロバート・ワイアットの初期3枚

 大学時代は、ジャズばかり聴いていたような気がするが、ロックもまあまあ聴いていた。ターンテーブルに乗る回数は、8対2くらいでジャズのが多かったが。

 ジャズは、そんなに聴きやすい音楽ではない、多分直情的な高校生諸君にとっては好きになるまでに相当な時間が要るのではないかと思う。それは、若い人にはメロディを追うことが音楽を聴くことで、テーマメロディが短いうえ、各人のアドリブが覚えられない(別にアドリブを覚えてもしょうがないが)ためではなかろうか。そういう意味で、大学生になって暇を持て余し、じっくり音楽でも聴いてみるかという気になったとき、初めてジャズを齧るのもひとつの手ではないかと思う。正統的なジャズが新録で出る本数が少なくなっている今(クラッシック音楽と同様、過去のものが正しく、現在のものが貶められる。多分正統的ジャズは滅び行く音楽なのだろう)、ジャズを趣味にすれば、1,000円以下でほとんどの過去の名盤は揃う。長く楽しめること請け合いである(自分は正統的ジャズはあまり趣味でないと明言しておこう・・・無責任だが)。

 閑話休題。かくいう自分も高校時代はロック少年であった。当時一番気に入っていたのが、King Crimson。若干の即興性(ジャズ的なといっていい)、現代音楽的な要素もあって、スノッブな高校生を喜ばすには十分な魅力を備えていた。特に、Islands のLP A面の構築力の凄さは、静~動~静の対比、現代音楽的要素と生音の多用、狂気の描出などと相俟って素晴らしいの一言。録音当時25歳程度の若造がここまでやって見せたわけだ。
 そんな頃、新興レーベルとしてにぎにぎしく登場したのがヴァージン。今のような大企業ではなく、会員制の通販専門レコード会社で、そのカタログの多くがアヴァンギャルド・ロック。最初の大ヒットが映画「エクソシスト」の音楽である Mike Oldfield の Tubular Bells。Robert Wyatt のRock Bottom もその中の一枚であった。
a0248963_19434621.jpg
 アヴァンギャルドとプログレッシヴの違いは今となっては明確だが、当時は同じようなものという認識。だから Rock Bottom を聴いたときの最初の違和感はそこにあったのだと思う。
 Sea Song から始まり Little Red Robin Hood Hit The Road までふわふわとした浮遊感から突然のトランペット乱舞、バスクラリネットの脅すようなソロ、笑い声で唐突に終わる最後まで、何度聞いても飽きない。特にSea Song の美しさは特筆物で、坂本龍一が後年「世界で一番悲しい声」といったのも頷けるというもの。狂気を孕む詩は、Rainbow's End さんのレヴューに素晴らしい訳があります、一見どころかその他見所満載なので、ぜひ覗いて見ましょう。この全体に漂う諦観、悲哀感は、やはりバスドラムとハイハットが演奏できなくなったことによるのだろうな、そういえば富樫雅彦の Song for Myself にも同じ感じがした。今ではそんなにターンテーブルに乗るアルバムではないけれど、年に数回は聴きたくなる名盤。

a0248963_1945086.jpg
 1~2年のインタヴァルをおいて発表されたのが、Ruth Is Stranger Than Richard。Rock Bottom に相当イカレテいたので、発売と同時に買いに走った。うっ、何かが違う、高校生の頭の中は「購入に失敗した、2,500円もどうしよう・・・」との考えでいっぱい、その後大学生になるまでほとんどターンテーブルに乗ることはなかった。
 ほとんどジャズアルバムといえるこの作品は全体的に明るい雰囲気に包まれ、特に Side Ruth (Side B)はその傾向が強い。Fred Frith との共作も多く、Henry Cow 一派との繋がりや南アフリカ勢(Mongezi Feza, Gary Wind)、Soft Machine 関係など人脈も前作から一段と豊かになっている。また、Team Spirit や Song for Che (Charlie Haden の Liberation Orchestra からの曲)など共産主義へののめり込み具合も見て取れる。そして、Benge との関係の強さ、これからずっとアルバムジャケトは彼女の手によるものとなる。
 というわけで、大学で多少ジャズを齧り、レコメン一派の動向を知り、そうして初めてこのアルバムの愛らしさや意図が分かって、前の数倍以上ターンテーブルには乗るようになった。名盤とはいわないまでも好きなアルバムではある。

a0248963_19463317.jpg
 最後に The End Of An Ear。Wyatt の初ソロアルバム。これはずっと後年になって入手した一枚で、その頃には Soft Machine からカンタベリー、レコメンと大体は聴いた後なので「まあ、そんなものかな」というのが率直な印象。多分、階段から転げ落ちていなければ、この手のアルバムを複数枚は作っていただろうと思う。もっと若いときに聴いていたら違った印象を持ったかもしれない。

 これ以降のアルバムについては項を改めるとして、Rock Bottom は一聴の価値あり!と強調しておきます。
 
[PR]
# by ay0626 | 2012-01-04 17:48 | rock

1973-74頃のセシル・テイラー

 昨年11月に突然Cecil Taylorが聞きたくなって、衝動的に5枚ほど購入してしまった。

 大学時代には、アメリカン・フリー・ジャズのうちでも、アルバート・アイラーと並んでよく聴いていたのだが、アイラーのCDコレクションは比較的早くから始めていたものの、テイラーは社会人になってからは、ほとんど聴いていなかった。社会人になってテイラーのCDを買ったのは、今回が初めてという訳。何で再コレクションをしなかったのか、と問われても明確な答えはない(と思う・・・たぶん)。

 大学に入学した70年代の後半、世の中はフュージョンの時代で、軟派なジャズ喫茶ではWeather Report の Heavy Weather ばかり掛かっていたし、普通の喫茶店では、サザンオールスターズの愛しのエリーと Eagles の Hotel California が20~30分に1回は掛かっていた。音楽全体が分かりやすく、ノリの良いものにどんどん進んで行ったように思う。
 元来の複雑怪奇好き、変わったもの好きの自分にとっては、そんな流れの逆を行きたくて(10代のガキの自己意識肥大?・・・今から考えればまるでそんなところ)、いろいろ自分でも調べたものだ。その頃は、もちろんインターネットもないし、そういった情報はもともとが少ないものだから苦労したことを覚えている。
 入学直後に知り合った奴(あまり友人という言葉は使いたくない類のひと)が、たくさんのジャズレコードを持っているのを知って、コルトレーンやドルフィーやアイラーを聴きに自宅まで押しかけたことがある。いろいろ聴かせて貰って、特に気に入ったのがアイラーとドルフィーだった。この時が、フリーとの初遭遇といったところか。しかし、この時はテイラーは聞いていない。知り合い曰く「ギターやピアノみたいな和音楽器はダメや、やっぱサックスやトランペットやないと」とのたまわっていたのを思い出す。

a0248963_1713826.jpg
 テイラーを聴いたのは、その直後だったと思う。相当にショックを受けたのだろう、翌日には大手輸入レコード屋に買いに走った。その時、購入したのが Silent Tongue。その年に一番ターンテーブルに乗ったのがこの一枚。
 あの頃は、ブラックパワーのなにそれ、みたいなのを感じて聴いていたが、今回聴き直してみるとその構築性のほうが耳に残る。案外、当時も現代音楽に近い感じのほうが好きだったのかも知れないとも思う(バルトークやストラヴィンスキーは当時も聴いていたので)。そういえば、このアルバムの次に良く聴いたアイラーは Great Paris Concert、現代音楽の影響がもっとも大きなアルバム(当時は、Unit Structures と Conquistador の入手が難しかったので、この名盤2枚はずっと後で聴くこととなる)。この前見せて頂いた信田照幸さんの素晴らしいテイラー・ディスコグラフィーにも同主旨の記載があり、自分の感覚は間違っていなかったと非常に満足したものだ。

a0248963_1720513.jpg
 同時期の2枚も今回購入したので、簡単な感想を。Akisakila は、日本でのライヴ。これも学生時代に良く聴いた。最初の「アンドリュー・シリル、ドラムス。アルトサックス、ジミー・ライオンズ。セシル・テイラー、オン、ピアノ。セシル・テイラーズ、ユウニットー!(聞こえるように表記しております)」というアナウンスからメロディーに入るところは本当に良く覚えていていて、30年ぶりに聴くとは思えないほど。テンションがまったく落ちない演奏で、当時はどこか1面を聴けば十分だった(LP2枚組)。

a0248963_17135911.jpg
Indent は、今回初めて聴くことになる(当時2~3回はジャズ喫茶で聴いたことがあるかも知れないが)。点描的な序盤から、音が洪水になっていく様が絵に描いたような分かりやすさで、本当に気分が良い。Silent Tangue でもこの作品でも、テイラーを聴こうと思うならここら辺が一番いいのではと思う。

 この時期には、Solo という作品もあるが、Amazon のマーケットプレースでも法外な値段がついているので今回は見送った。何年かおきに再販される作品なので、ちょっと待つことにしようと思っている(ちなみに、中古盤に出すのは1枚当り2,000円までとしている・・・ちょっとケチな感じもするが)。

 フリーは、難しいとか聴き辛いとか言われるが、2~3回我慢して聴いてしまえばこっちのもの、新しい音世界に出会えますよ。
[PR]
# by ay0626 | 2012-01-03 17:01 | jazz

本日スタート

 小さな頃から音楽が好きで、もう50年近く暇な時間が出来れば聞いている。

 小学校に入学した頃は、ちょうどグループサウンズの全盛期で、テレビで歌番組(この言葉もなにか懐かしい響きがある)をやっていれば、長髪の可愛らしいお兄さん方が、コードの指押さえも不安定そのものにガチャガチャとギターをかき鳴らしていた。子供心にきっとカッコいい!と思ったのだろう、次の日学校に行って掃除の時間になると、何人かのマセ餓鬼がエレキギター代わりに箒を持って3曲くらいがなりたてると、まわりの幾人かが拍手をしてくれたものである。音楽っていいな、と思ったのはこの頃あたりから。

 次に本格的に狂い始めたのは、中学生になった頃。当時は、和製フォーク大はやりの頃で、よしだたくろうや井上陽水知らぬひとはいなかったんじゃないかと思えた時代。皆と同じようにとち狂いましたね、毎日聞いていた。もう40年以上前になるけど、その頃のLP価格は1枚2,000円と非常に高価で、それでも聞きたくて・・・、と大変な時代で。
 それでも聞き込んで行くうち、歌とギターだけで本当に音楽?いろいろな楽器が共同作業して初めて音楽じゃないのか?という疑問がふつふつと沸き起こってきて、中学校を卒業する頃は、フォークソングとの相性はかなり悪くなっておりました。

 高校、大学、社会人と複雑怪奇なものを愛する性癖からか、プログレッシヴロック、ミニマルミュージックと進み、大学時代は、シンセサイザーの普及に多少の苛立ちとどんな音でも出してしまえるなんて反則だとばかりに、ジャズそれもフリーばかりを夢中に聞いていたこともあった。ヨーロッパフリーまで行き着いてしまうと、その後の方向性が見えずに(だって同じことばかり繰り返しているじゃん)、社会人10年目くらいにはそれも卒業して、レコメン系に走ったり、民族音楽を聴いたりしていたが、それも数年間で飽きてしまい、その後5~6年はあまり音楽を聴かなくなった。

 そして、またしても音楽の虫が騒ぎ始めたのは2008年頃、NHKでバンドネオンの特集番組があり、アストール・ピアソラが紹介されていた。ピアソラは数枚持っていて、それまで1~2回聞いたきりの積読状態にあったもの、改めて聞いてみるとこれが凄く良い。自分の耳が変わったのか、それとも精神状態の変化か、それは分からないが、改めて同一ジャンルにこだわらず、良いと思ったものをコレクションすること(今までは同一ジャンルの極めをしようとして、音楽のバラエティの楽しさを放棄していたかも・・・と反省)にした訳。

 という訳で、折に触れ聞いてきた音楽を紹介していきたいと思います。
[PR]
# by ay0626 | 2012-01-02 11:28 | 無駄話