日常茶飯事とCDコレクション
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タグ:roxy music ( 2 ) タグの人気記事

大人のロック、洗練された音、歌 ロキシー・ミュージック (2)

 参議院選挙も大方の予想通りの結果に終わった。唯一の原発再稼動政党である自民党が大勝したのに、まだ新聞は原発再稼動を認めないらしい、民意民意と煩いのに、民意が明らかになるとそれは「本当の民意とは認め難い」という論調が大半だ。そもそも、原発の立地している場所では「早く再稼動してくれ」という意見が圧倒的に多いのは事実、再稼動がなければ生活が立ち行かなくなるからだ。周辺はどうかといえば、これが大反対、勿論原発の経済的恩恵に浴せないだけでなく、事故があれば迷惑は直ぐに及ぶ、福島の例を見ずとも明らかなこと。火力発電のためのエネルギー輸入で、貿易赤字も垂れ流して、輸入インフレでデフレを脱却しても、貧乏人がますます貧乏になる結果しか生まないことは、ちょっと考えれば誰にでも判るであろう。
 そういえば、東京で俳優候補が60万票以上獲得して当選してしまうということがあった。原発ネタ一本で、科学的根拠に欠ける話をアジリにアジって、新左翼(何十年も前に出来たのに未だに「新」とはこれ如何)の支援を受けていることまで明らかなのに、60万人以上の投票者がいるなど驚きである。衆愚政治と貶めるのは簡単だが、民意なんてそんなものかも知れない。
 菅ちゃん鳩ちゃんも切れない民主党は完全に退場だし、全く今の世の中に不必要な「生活の党」だの「緑の風」だの「社民党」だのは消滅ないし消滅目前、当然といったところだろう。小沢某、今度は共産党とでも組めばどうか。

 ドラクエ7が終わったので、ちょっとは読書を。西澤保彦さんの『ぬいぐるみ警部の帰還』。ユーモア推理とあるが、ユーモアは少なめ、いつもの西澤流変人オンパレード。「サイクル・キッズ・リターン」、「類似の伝言」、「レイディ・イン・ブラック」の被害者はどれも西澤さんの作品によく出てくる「思い込み激しい型粘着質」の典型で、暗い『彼女はもういない』の犯人のお仲間さん。そうした人たちが、その性格通りの行動を取ることで、犯罪が発生する、殺されるまでのことは誰もしてないが。それにしても、女性陣の現実性(「誘拐の裏手」のお二人を除く)と見事対をなしている。西澤さんの作品では特によいという訳ではないが、サクッと読めました。

 ということで、久しぶりに Roxy Music 。1975年に一旦解散するが、78年に再結成。初期のとっちらかった溌剌さは全くなくなって、洗練された大人の音楽に・・・といえば聴こえはいいが、どちらかといえばよく出来た歌謡曲っぽくなってしまいました、とも感じる。しかし、車の中で Avalon はよく聴いたなぁ。

a0248963_1654122.jpg 1979年、Manifesto 。この言葉も良く聴くようになりましたね、民主党さんはこれで大コケしました。マネキンと本物の人間が大勢写る洒落たジャケット。音楽も相当洗練され、スタジオ・ミュージシャンを集めてやるのと変わらない。メンバーは、Bryan Ferry、Andy Mackay、Phil Manzanera が中心。ドラムは、Paul Thompson であったが、腕の故障で後に交替する。
 全英チャートで7位までいったようだが、自分にとっては非常に印象の薄いアルバム。初期の輝く感じが消えて落ち着いたポップに変化していく過程、音楽には弾けたところがないとなぁ、なんて思う。もっとも、このアルバムを購入したのはほんの4~5年前、一所懸命聴く訳もない。

a0248963_1662582.jpg 1980年、Flesh and Blood 。全英チャート1位に輝く。何といってもジャケットが良い、Roxy の派手目、エッチ目な名ジャケット群にあっても、このセンスは凄いとしかいいようがない。表ジャケットはお姐さん2人しか写ってないが、裏を返せばもう一人、勿論槍が3本写っているから3人いるのかなあ、というのは判る仕組みになっている。これらのジャケット写真は多分 Ferry さんの趣味、そういえば Siren のモデルさんは当時 Ferry さんの彼女だったが、後に Rolling Stones の Mick Jagger のお嫁さんになってしまうのである、よくある系統の話。このアルバムもそう熱心に聴いた訳でもなく、楽曲でも Same Old Scene (映画 Times Square で使用されたとか)が若干印象に残るくらい。全英1位になったのだから、聴き込めばそれなりによいのだろうが、今更ねぇ。

a0248963_1665064.jpg 1982年、Avalon 、大傑作アルバム。このアルバムは出て直ぐに聴いて(どういう経緯でかは忘れたが)、テープに取って(だから多分、貸しレコード屋で借りてきたのだろう)、車の中で流していた。今ほどアーサー王伝説が有名でなく、Avalon って鮑のことか、それにしてはスペルが違うよな、などと呟いていたのを思い出す。勿論、Avalon とは島の名前で林檎で名高い楽園、アーサー王の終焉の地。
 最初の More Than This から絶好調で Avalon など何度聴いても良い。スタジオ・ミュージシャン中心の上手いけれど、歌伴奏そのものの演奏で、別に個々のミュージシャンの名前が気になるということはない。歌が聴ければそれでよいなら、またのめり込んで聴くわけでもなければ、気持ちのよい音。「大人の音楽」は真剣に聴いちゃあいけない、BGMとして、品良く流れて他事を邪魔しないものが一番良いのかも。

a0248963_1671126.jpg 1990年、1982年のツアーの模様を収めた Heart Still Beating がリリースされる。このアルバムには、1981年に John Lennon 追悼のためにシングルで発売された Jealous Guy が収められている。Lennon は1980年12月に殺されたのだが、当時も今も Beatles には全く興味がなくて「あ、そう」という感じだったが、世間ではかなりの騒ぎになっていた。この Jealous Guy は多分最初のソロ・アルバムに収録されていた作品、中学の頃、友人に洋楽好きの奴がいて(多分そいつの兄が好きだったのだろう)、良く鼻歌でこの曲を歌っていた。Jealous Guy が「嫉妬深い男」ということも知らずに。メロディーは確かに良いとは思うが、やはり Mother のほうが好きかな。

 学生諸君は夏休みか。会社でも予算の見直しが始まって、忙しい部署はこのクソ暑い中ごくろうさんなことだが、自分の部署はそうでもない。取れるうちに休暇を取ろうか、とってもやることないしなぁ。
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by ay0626 | 2013-07-27 14:49 | rock

ウマヘタ・バンドの始祖、ロキシー・ミュージック

 大学生の頃、変に生真面目で堅物の友人(中学、高校とも同じ)が、よく聴いていたのが Roxy Music 。どうも Roxy Music のジャケットと友人の生真面目さがマッチしなかった。変にきちんと片付いている友人の部屋で、Re-make/Re-model や Do the Strand なんてとっ散らかった音楽が流れるのも、奇妙なものだった。大学に入学した頃は、最初の解散時期に当たっていて、そんなに話題に上ることもなかったとは思うが、気になるバンドであったことは確かだ。

 その頃は、ポップ・ミュージックは、自分で買うことはなく、変な趣味の友人の家で聴くのが専らだった。自分で買うなら、ジャズか現代音楽と決めていたからだ。友人の家で聴いたのが、Roxy Music や Curved Air 、Soft Machine などで、後年いろいろな音楽を聴いてみようと思って、ここら辺の記憶が役に立った訳だ。
 Curved Air や Soft Machine などは、それでも一応プログレの範囲で、その頃でもそんなに違和感なく聴けていたのだが、Roxy Music は明らかにポップでプログレとはちょっと違う。そんなバンドがなぜ気になったのか、ジャケットやメンバーのスタイル(案外カッコいいと思ってしまった、特に Andy Mackay と Phil Manzanera。Enoは若干気持ち悪さの方が先に立つ)も多少は関係したかもしれないが、それよりもバンド・サウンドの纏まりによるところが大きい。上手いか、といわれれば今一歩なのだが、それでもひとつひとつの楽器の音が明確に聴こえ、ひとつの楽曲の中でソロを取り、収まるべき所に収まるべき音が収まっている感じがした。楽曲のバラエティーもなかなかのもので、特に初期の2作、Roxy Music (s/t) と For Your Pleasure にそれを感じる。

a0248963_16235070.jpg 1972年のデビュー作、Roxy Music (s/t) は、その下品なジャケットに似合った Ferry の変にビブラートを掛けた歌とサックス・オーボエの入ったバンド・サウンドは普通のようで普通でない魅力があった。特にオープニング・ナンバーの Re/make Re/model はアルバム全体を象徴する名曲であると思う。ウマヘタ・バンドも面目躍如といったところか。

a0248963_16244092.jpg 1973年の For Your Pleasue は、Do the Strand でぶちかました後、後半(LPでいうとB面)ではポップとは思えないような不思議な構成を見せる(最終曲の For Your Pleasure など最早ポップとは言えまい)。ジャケットのおねーさん(どうも男性らしいが)が闇に完全に一体化した黒豹を連れて歩くのをジャケット裏から Ferry がニヤニヤ眺めているデザインも秀逸で、これが最も好きなアルバムなのである。

a0248963_16253713.jpg この後、Eno が抜けEddy Jobson が加わったことにより、素人っぽさが抜けプロらしくなっていくわけだが、初期のとっ散らかった魅力も少なくなっていく。サウンド面で見ても、少しでも空白部分を埋めようとストリングス(またはそれに似たキーボード)が導入されたりして、普通のサウンドに近づいていく。楽曲のバラエティーは相変わらずで、アルバムを聴かす力は強い。Jobson のキーボードはセンスが良く、ヴァイオリンのソロで彩りも加える。
 Eno は、ソロで活動した後、Ambient の始祖となる訳で、Roxy の単なる色物的な存在が変われば変わるものだ。4AD一派( Dead Can Dance や Cocteau Twis )も影響を受けていることになる(そのうち4ADについて書きたいな)。

a0248963_16265187.jpga0248963_16274937.jpg 1973年に3rd Stranded 、74年に4th Country Life 、75年に5th Siren を発表。相も変わらず過激なジャケットで、特に Country Life は、高校生の頃の発売で当時は手にするのも恥ずかしい(純情!)過激さ、何が「田舎の生活」だ!

 Stranded では Amazona や Song for Europe 、Country Life では The Thrill of It All /Casanova、Siren の Love is the Drug などの印象深い名曲を残しながら、サウンドは洗練され、最初の解散に至る。

a0248963_16284938.jpg Viva Roxy というライヴアルバムが解散後にリリースされた。初期の Roxy Music はここで終わり、再度登場するのは79年、80年代を見越したような「大人の音楽、Soft & Mellow 」に変身していく。それはそれで、Avalon のような傑作に結びついてはいくのだが、70年代初期のような溌剌さは捨てがたく思うのだ。
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by ay0626 | 2012-01-28 16:30 | rock