日常茶飯事とCDコレクション
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フェロー諸島って知ってる? ヴァルラヴン

 今週もライブと夜の会食があった日を除けば、3DSを弄ってばかり、ゲームってやりだすとついついやってしまうんだよなあ、と自己弁護。

 ライブは、この前書いた通り、姜泰煥と土取利行のデュオ。堪能しましたね、実に。土取さんのドラム素晴らしいの一言。土取さんの実際の演奏を見たのは、実に30年振りのこと、正確に30年かといわれると記憶も曖昧だが、そのときはソロだったと思う。
a0248963_22133932.jpg 土取さんを初めて(レコードで)聴いたのは、Billy Bang の Changing Seasons というアルバム。Bang は、String Trio of New York を聴いて以来、何枚かコレクションしていて、この Changing Seasons と全くの無伴奏ソロ Distinction Without A Difference は凄く気に入った。Changing Seasons のドラムが全く独創的で何度も繰り返し聴いたのを憶えている。ちょうど社会人になりたての頃で、会社の寮に戻って夕飯を食べ終わると直ぐにこの手の音楽を掛けていた、非常にはた迷惑な話であるが、その頃は罪悪感を感じることはなかったように思う。
a0248963_22141338.jpga0248963_22144178.jpg このアルバムで Toshi Tsuchitori という名前を覚えて、たまたま何処かの輸入盤屋で見つけたのが、Ajagara というドラム・ソロのアルバム、これにはやられました、土曜日曜になればエンドレスに掛け捲って、それも相当なボリュームで。ドラムのソロでここまで出来るのだ、と心底感動したものである。そんなとき、小さな会場でのソロ・パフォーマンスを見に行った。ドラムだけでなく各種のパーカッションに声のインプロを絡めた演奏だったように記憶している、何しろ長い年月を跨いでいるので、思い出せるのはその程度。(そういえば、パーカッション・ソロでもう一枚良く聴いたのが Jerome Cooper の The Unpredictability Of Predictability 、特にLP B面のバス・ドラムとハイハットの単純なリズムにバラフォンのインプロが乗る20分程の曲 Bert The Cat は凄かった)。この3枚、どれも CD化されてないのは残念。
 今回の演奏は、バス・ドラムとシンバル、銅鑼の使い方が印象的。バス・ドラムは遠雷のように腹に響く、シンバルは割れるのではないかしらと思うほどバシッと短く決まり、その踊るが如くのドラミングはただ口を開けて見ている他はない、特にシンバルと銅鑼をマレットで叩き続ける中、姜さんのロングトーンが突き抜けていくところなど鳥肌モノだった。
 姜さんも見るのは久しぶり、2007年以来(高橋悠治とのデュオ)。頭も白く薄くなって、ちょっと見ると漫才のオール巨人みたいな感じで、風采の上がらないことこの上ない、しかし舞台で吹き出すと70歳近い年齢とは思えない朗々とした音のボリュームと艶。この2人、相性は抜群、今まで姜さんは3度見たけれど、一番の出来ではなかったかと思う。お客も吃驚するほど沢山入っていて、若い人(といっても20歳台は少ないかなぁ)が多かったのもまた吃驚。
 最後に土取さんが「今度は唖蝉坊をやりますよ、演歌です」といっていた、唖蝉坊とは添田唖蝉坊のことで明治から大正に活躍した演歌師のことで、そんなことまでやっているんだ、と思った。

 さて、今回は Faun のアルバムにも登場したデンマークのラディカル・トラッド・バンド Valravn の紹介。Valravn とはワタリガラスのこと。北欧神話の主神オーディンの使いとしてフギン(思考)、ムニン(記憶)の2羽がいるのは、貴志祐介氏の『悪の経典』で有名になった。2枚目のアルバム、Koder På Snor が話題となって、Faun のアルバムにも参加していたので(それが、なかなか味のある歌いっぷりの女性ボーカルだったので)手を出すことにした。女性ボーカルの出身がフェロー諸島、グリーンランドと同じくデンマークの自治領、独自通貨まで持っているようだが、詳細は次回にでも。

a0248963_22154873.jpg 最初のCDは、20分ほどの録音時間の Krunk (デンマーク語で「良い」といった感じか)、2005年。メンバーは、Anna Katrin Egilstrøð (vo)、Juan Pino (perc)、 Martin Seeberg (vla, fl)、Søren Hammerlund (Mandola, Hurdy Gurdy)という典型的なラディカル・トラッドのバンド編成。この Anna Katrin Egilstrøð というお姐さん、もともと女優を目指していたということで、正式なファースト(このEP と次作はデモ的な扱いになっているのだろう)では、中ジャケットの写真ではなかなか色っぽい写真を披露している。コブシの効いた歌い方で好き嫌いは分かれるだろうが、インパクトはある。同じラディカル・トラッドの Garmarna の Emma Härdelin とは対照的な感じ。

a0248963_2216756.jpg 次が Krunk Krunk 、2007年。前作を丸ごと取り込んで、5曲を追加したもの(Krunk の最初の曲 Kom Alle Væsener (全ての存在が来る)は2分割され、最初と最後に配置)。グループ名と同じタイトルの(正式)ファーストはドイツ・アマゾンで買ったような記憶があるが(これもなかなか手に入り難かった)、このファーストの前に2枚のデモがあると知ったのは、Discog でディスコグラフィーを調べたときのこと。そして、バンドのホーム・ページを見ると「これらの作品を購入するしたい人はEメールで知らせよ」というようなことが書いてある。「Pay Pal で支払いが出来るなら、購入するので、ここに送ってくれ」とメールすると、なんと10日ほどで2枚のCD が届いたのである。向こうから来た送金先を記したメールを迷惑メールに紛れて消してしまったようで、再度メールを頼んだことを憶えている、確かメールの送信者はパーカッション担当の Juan Pino だった。CD代金と送料込みで20ユーロと、なかなか安かった(購入当時はユーロが100円程度だった)。
 音楽は、正統な(?)ラディカル・トラッドというもので、音の取り方も正規アルバムの捏ね回したようなところがなく、平板といえば平板だが、楽器ひとつひとつの音も良く聴こえ、比較的好印象。メンバーのオリジナルとスエーデン、アイスランド、デンマークのトラッドで構成され、インスト曲も数曲含まれている、メロディーも覚え易い。

 今日は朝から良く晴れて、温度は上がったが比較的湿度は低く、夜になれば風が冷たいくらい。旧暦でいえば5月21日、これが本当の「五月晴れ」といったところ。
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by ay0626 | 2013-06-29 20:19 | radical-trad